テックビューロがブロックチェーン製品『mijin』の新バージョン『2.0 Catapult』のクローズドβテストプログラムを開始

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テックビューロ株式会社は、ブロックチェーン製品『mijin』の新バージョン『2.0 Catapult』のオープンソース化に向けて、本日よりクローズドβテストプログラムを開始し、テスト参加者を募集開始しました。


報道関係者各位

テックビューロ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:朝山 貴生、以下「テックビューロ」)は、ブロックチェーン製品『mijin』の新バージョン『2.0 Catapult』のオープンソース化に向けて、本日よりクローズドβテストプログラムを開始し、テスト参加者を募集開始しました。

背景
実証実験ばかりが取り上げられるブロックチェーン技術ですが、テックビューロは世界に先駆けて2015年9月28日に実用レベルのプライベートブロックチェーン製品「mijin」を提供開始しており、現在までに実用と実証実験を含めて既に300社以上にご利用頂いております。

現行バージョンについては商用クラウド型BaaS(Blockchain as a Service)「mijinクラウドチェーン」の提供開始の準備を進める中、完成とオープンソース公開を目前に控える次世代バージョン『2.0 Catapult』のクローズドβプログラムを開始いたします。

mijinとは
mijinは、クラウド上や自社データセンター内に、企業内や企業間で利用可能なプライベート・ブロックチェーン環境を構築するためのソフトウェアです。既存のデータベースや勘定システムを置き換えて劇的にコストを削減すると同時に、改ざん不可能な高セキュリティ環境が構築できる他、実質的なゼロダウンタイム環境を実現します。
「mijin」は「NEM」のコア開発者がテックビューロに合流して開発した、金融機関から電子マネー、認証システム、登記システム、ロジスティクスのトラッキングまで、幅広くご利用頂ける、「NEMプロトコル」を採用した汎用型のプライベートブロックチェーン製品です。

Catapultとは
Catapultは、mijinバージョン1.0がJAVAベースであったのに対して、より高いパフォーマンスを実現すべく一からC++で開発を行った、mijinバージョン2.0のコードネームであり、以下の特徴を備えます。

APIサーバーとチェーンの完全分離。
APIサーバーにNoSQLデータベースを採用。
シングルノードのNoSQLを実装したAPIサーバーからの利用でも、月間若干数十万円の環境で、秒間数千以上のトランザクションを処理する環境を構築可能。
3レイヤーまでのマルチシグを実装し、稟議プロセスなどをそのままチェーン上で実現。
マルチシグ(複数署名)で、複数のトランザクションを同時に処理できる「Aggregate Transactions」を新規に実装し、第三者のエスクロー無しに取引の執行が可能。
テストの終了後、近日のオープンソース化とデュアルライセンスによる販売開始を予定。
2018年以降、NEMのパブリックブロックチェーンにも実装予定。
その他、新規実装点、改善点が多数。

βテストプログラムについて
クローズドβテストプログラムは本日より募集を開始し、11月中に応募者の名から選定をした上で、共有ネットワークを利用するためのアドレスと鍵を発行いたします。
プログラムの詳細はこちらからご覧頂けます。http://mijin.io/ja/catapult

なお、自社ネットワークでのテスト利用をご希望の企業様には、契約ベースでの提供を別途実施いたします。

今後の展開について
本日から開始するβテストを経て、2018年1月にmijin 2.0 Catapultのオープンソース公開を予定しています。また、それらプライベートチェーンでの一定の利用を経て、同コアエンジンはパブリックブロックチェーンであるNEMにも2018年以降に実装される予定です。

■「テックビューロ株式会社」について( Webサイト http://techbureau.jp/ )
テックビューロは、暗号通貨技術とブロックチェーン技術に基づいたソフトウェアとサービスを開発しているクリプト・フィンテック・ラボ(Crypto-Fintech Lab.)です。「mijin」と「Zaif」の他、ブロックチェーン技術導入の受託開発やコンサルティングサービスを提供しております。

本文中の商品名は、テックビューロの商標または登録商標です。